スイッチ!の感想です。感想は、文体がわかりやすい。翻訳の方が上手なのか、もともとわかりやすく書かれているのかわからないけど、とても読みやすかったです。
象(感情)象使い(理性)環境の3つにうったえかけなければ変化は起こらない、という趣旨の本です。その具体例がページの大半を占めています。
印象に残ってるエピソードは、
・クラスでなかなか席に着かなかったり授業の邪魔をしたりする態度の悪い生徒が、一番前の席をソファに変えて特等席にすることで、率先して一番前の席に座るように仕向けた。(環境)
・会社のコスト削減のため手袋の値段を下げるべく、実際に手袋を見せて、値段の差に衝撃を与えた。(感情)
・おなかをすかせている生徒の目の前に、クッキーと大根を見せ、一方には食べさせ、一方には食べてはいけないと言う。(理性)
・病院で、集中して患者に接しなければならないときは、蛍光色のベストを着る。(環境)
・絶滅危惧種の鳥の保護には、住民に鳥のアイデンティティを刷り込んだ。
・募金(ボランティア)をするには、あらかじめ具体的に方法・方向を示す、みんなやってると言う。
・ひとりだと助ける、集団だと放置する確率が高くなる。
3つの実行フェーズ
こまったちゃんが、実際に変化を起こすにはどうするか、3つ考えてみたいと思います。
・執筆したい(感情)少しでも書く(理性)寝る前に原稿を出しておく(環境)
・ダイエットしたい(感情)食べ過ぎない(理性)ジム(環境)
・朝起きていたい(感情)粘る(理性)ジャーナリングする(環境)